いろいろなことに恵まれているおかげで、現在薬学部に通えています。
非常に貴重な体験をさせていただいています。
そこで
ぼく
この記事では、薬学部の1年生で体験したことについて書いています。
ぼく
自己紹介
学生生活は年齢、性別、受験科目、入学する年度によっても多少変わってくると思うので、簡単に自己紹介します。
ざっとまとめるとこんな感じです↓
- 男
- 二浪
- 私立大学
- 一般受験で入学
- 高校時代は物理化学選択
- 生物は高1の時にさらっとやっただけ
浪人についてはまた別の記事に書きます。
この記事ではあくまでも薬学部での生活に絞って語っていきます。
入学式
僕の入った大学では入学式に「薬剤師になることを誓います」みたいな文書に署名させられました。
ぼく
あの署名については今も疑問に思っていますが、多分法的な拘束力はないので無視していきます笑
そんなに偏差値の高い薬学部ではないのですが、9割以上の人が黒髪で「真面目そうな人が多いな~」という印象を受けました。
入学直後に宿泊研修
入学式の1週間後ぐらいに1泊2日の宿泊研修がありました。
コミュ力が低い僕にとってはなかなか酷でした。
そんなにテンションが高い方ではなく、時間をかけてちょっとずつ仲良くなりたい派なんです。
夕食は立食形式でした。立って食べるやつです。
ということだと思うのですが
ぼく
確かに宿泊研修で友達を作らないと入学してしばらくは話す人がいない状況が続くかもしれません。
ですが、無理に偽りの自分を演じても友人関係は続きません。
2年生、3年生…と学年が上がっていくにつれ、自然と自分と同じような価値観を持った人同士がくっつくようになります。
3年生になって周りを見てみると、1年生の頃と比べて1人で講義を受けてる人の数はかなり減っています。
薬学部では数人の班で行う実習が多いので、実習を繰り返していくうちに自然と友達になれる人が出てきます。
という場合は、自分から話しかけにいかないと厳しいです。
でも、3、4人くらいの友達でいいなら自分から話しかけにいかなくても大丈夫です。
大学によっては入学直後の宿泊研修ないところもありますが、いずれにせよ友達を無理に作る必要はありません。
これは現役で入った人のみならず、浪人や社会人を経験してから入った人に対しても言えます。
浪人関係の話はまた別の記事で述べますが、結論から言うと年齢はそんな関係ないです。
年齢が違っても価値観が合えば仲良くなれます。
なので、友達できるできないで心配する必要はないです。
気楽にいきましょう。
前期
ここからは前期、後期に分けて語っていきます。
人間関係
僕の大学では科目ごとの教室移動はほとんどありません。
たまに選択科目の時に分かれるぐらいです。
なので、学年が上がっても5月にはほとんど席が固定された状態になっています。
どの席も自由席でどこに座ってもいいのですが、まるで席が決まっているかのようにみんな同じ席にしか座らなくなります。
ところが1年生の最初の時期は席が固定化されておらず、毎日違う席でした。
6月ごろには指定席化していましたが、それまでは割とバラバラだったのでいろんな人と話しました。
浪人だと最初に言ってしまうと気を遣わせてしまうかなと思い、相手から聞かれない限り自分から浪人であることは明かしませんでした。
そんなに童顔というわけではないですが、見た目では浪人がバレることはありませんでした。
出せる限りの現役生オーラ出して話してたら意外となんとかなりました笑
入学直後の宿泊研修では自分を出せずに友達はできなかったのですが、ちょっとずつ話せる人が増えていきました。
部活
中学高校とずっとバドミントン部だったので、バド部に入りました。
先輩からテストの過去問やレポートのPDFなどをもらえるので、部活やサークルには入ったほうがいいです。
科目によって範囲が膨大すぎて
なので、できればサークルには入りましょう。
勉強全般
前期の講義は、高校の復習も含んだ基礎的な内容のものが多かったです。
高校時代は物理化学選択で生物は高一の時にさらっとやった程度だったので、生物系の科目は基礎的な内容のものでもきつかったです。
物理は重要な科目であり、高校時代にやっておいて損はないのですが、薬学部ではそんなに使わないです。
使う頻度は化学:生物:物理=6:3:1という感じです。
化学はもともと得意科目だったので、苦労しませんでしたが生物系の科目では苦労しました。
そこで、以下の記事でも述べているのですが、僕のような生物弱者の方には『薬学の基礎としての生物学』をおすすめします。
【薬学部】高校生物未履修者におすすめの生物参考書
この本は2年生の時に見つけたのですが、1年生の時に見つけていればもっと楽に生物系の講義を理解できたと思います。
この本を片手に講義を受ければ、高校で履修していることを前提にした大学の講義にもついていけます。
大変だったこと
講義はまだ高校の復習メインでそんなに勉強しなくてもなんとかなっていました。
ですが、大学生活に関するガイダンスが多くて地味に忙しかったです。
あと、実習で病院と薬局に行ったのですが、ほぼ社会見学状態で何もさせてもらえなかったのも楽すぎて逆にきつかったです。
後期
話せる友達も増えたおかげで大学はちょっと楽しくなりました。
しかし、後期も依然として基礎系の講義が多く、講義自体はお世辞にも楽しいとは言えないです。
ただ1つだけものすごく印象に残っている講義があったので、そのことについて語っていきたいと思います。
印象に残っている講義
正直、薬学系の科目で印象深いものは特にありませんでした。
1年生の時に受けた講義の中で1番印象に残っているのは「民族と宗教」という選択科目です。
中でも講義中に見せられたロロ族に関する動画が特に印象に残っています。
「ロロ族は今を生きているから、ロロ族が使う言語には過去形も未来形も存在しない」
という内容に衝撃を受けました。
過去形も未来形も存在しないという言語があることに驚きました。
言語学者が様々な視点から分析してみても、過去形、未来形は見当たらなかったそうです。
過去や未来のことを考えず今のことだけを考えて生きているから、ロロ族はみんな幸せに生きているみたいです。
にしても、過去も未来も考えないってどういう感じなんですかね。
日本で生まれて日本で育っているのでその感覚は体験できないですが、一度体験してみたいなと思いました。
大変だったこと
12月から1月にかけて大学内での実習があり、この実習とテスト期間が重なったのは大変でした。
実験を行って、その内容に関する考察をレポートに書きました。
あと、機能形態学という医学部や看護の人がやる解剖生理学にあたる科目があるのですが、この科目のテスト勉強もきつかったです。
ぼく
と思ってたら、もろにテストに出て焦りに焦りました。
結局、1単位も落とすことなく突破できたのですが、テスト後は完全に憔悴しきってました…
2年生以降でもそうなのですが、実習期間とテスト期間が重なると地獄です…
買ってよかった教科書
大学の教科書ってやたらと高いものが多いです。
にもかかわらず、講義で全然使わなかったり、わかりづらかったりするものが多いです。
ぼく
その一方で、わかりやすくて使える教科書が奇跡的にあったので紹介します。
これです↓
5000円以上する教科書も多い中、この本は1900円+税で買えます。
図も大きくてわかりやすいです。
医学部や看護学科の人にも使われているらしいです。
この本は買ってよかったです。
1年生の時にやっておけばよかったこと
- 機能形態学
- 生化学
この2科目はもっとちゃんとやっておけばよかったです。
2年生以降で薬剤や薬理を学ぶときにこの2科目の知識をもろに使います。
僕は結構流す感じでこの2科目をやってしまったので、今になって勉強し直しています。
個人的には有機化学よりも重要な科目だと思ってます。
ずっと使う科目なので、最低限この2科目はきっちり勉強しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだ書き足りてない部分もあるかと思いますが、今の自分が書けるだけのことは書きました。
テストの2〜3週間ぐらい前と実習の期間以外は普通に遊べます。
実習とテスト期間が重なると最高にきついですが、なんとかなります。
化学をめちゃくちゃ使うので化学が苦手な人は苦労する学部ですが、ずっと勉強漬けというわけではないです。
正直、別に頭が良くなくても暗記作業をこなせる根気さえあれば乗り切れます。
暗記作業が本当に苦手で嫌いだという人にはおすすめしませんが、化学や生物関係に興味がある人は楽しめる学部だと思います。
おわり
2年生の体験記はこちらの記事に書いています↓
【薬学部】二浪薬学生の学生生活体験記【2年生編】