【元セイコーマート店員が語る】早朝ホットシェフバイトの体験談

セイコーマートは、北海道を中心に展開しているコンビニチェーン店です。

セイコーマートにはホットシェフと呼ばれる人がいて、店内で温かいご飯を作っています。

 

僕は、2015年4月から2016年8月頃までホットシェフで働いていました。

この記事では、働いてみてよかったこと、大変だったこと、よく聞かれることについてお知らせします。

2020/01/03追記
このブログに書いた内容を動画でも語ってみました↓

 



ホットシェフをやっていてよかったこと

ホットシェフをやっていてよかったこと
  • 料理(レシピ)に対する抵抗がなくなった
  • 決めた時間内にテキパキ動けるようになった
  • 人は話しかける前に人の目を見ていることに気づけた
  • 狐に会えた
  • 深夜の星の綺麗さに気づけた

 

料理(レシピ)に対する抵抗がなくなった

ほぼ調理経験0の状態でバイトを始めたのですが、働き始めてから料理(レシピ)に対する抵抗がなくなりました。

ホットシェフでは簡単なマニュアルに従って、いろいろなものを作っていきます。

 

ホットシェフのマニュアルは簡単なので、料理のレシピ本とは違います。

ですが、マニュアルを読む→作るの流れを繰り返しているうちに

ぼく

料理もレシピ見ながら作ればいいだけじゃん

と思えるようになりました。

 

料理を作ることに対して感じていたハードルが低くなりました。

簡単に作れないものも多いのですが、レシピを気軽に読めるようになったのはよかったです。

 

決めた時間内にテキパキ動けるようになった

ホットシェフでは、いろいろなことを同時進行で進めていきます。

例えば、米を研いで水に浸けている間にオーブンの温度を調節したり、調節している間に油交換をしたりします。

 

米を水に浸けている時間やパンを焼くなどの時間は、全て決まっています。

これらの作業を1つ1つやっていくと時間が足りなくなるので、自分の力量に合わせて作業を同時進行していきます。

この時に

ぼく

パンはあと5分で焼けるから、その間に油こしの作業をしてしまおう

ぼく

米があと10分で炊けるから、その間にパンを包装しよう

というように時間の計算をしていました。

何もしていない時間が0になるようにいろいろ考えながら動くことで、自分が決めた時間内にテキパキ動けるようになりました。

 

人は話しかける前に人の目を見ていることに気づけた

ホットシェフの人はレジで働いている人と違って、接客業務はほとんどありません。

強いて言えばたまにお客さんに

お客さん

フライドチキンいつできる?

というようなことを聞かれるだけです。

僕は話しかけられやすいタイプなのか、ほぼ毎日のように話しかけられていました。

 

ただある時、急に3日間くらい何も聞かれなくなりなりました。

「なんでかな~」って思って、よく考えてみたらその3日間だけ帽子のサイズを調節するやつが壊れてる帽子をかぶっていたんです。

 

調節するやつが壊れていると帽子のつばが下がるので、相手からこちらの目が見えづらくなります。

ぼく

これなんか関係してるかも

と思って、それから何回か帽子を深くかぶるのと浅くかぶるのを比べてみました。

 

そうしたら、深くかぶっていた時の方が明らかにお客さんに話しかけられなくなることに気づきました。

人は人に話しかける前に無意識に相手の目を見てから話しかけているようです。

このことを自分の身を持って体験できたのはよかったです。

 

狐に会えた

このバイトを始める前までは狐に会ったことはありませんでした。

ですが、早朝シフトで朝4時くらいに家を出ることも多かったので狐に頻繁に会えるようになりました。

動物が好きなので本当に会えてよかったです。

 

深夜の星の綺麗さに気づけた

基本的には朝4時くらいに家を出ていたのですが、たまに時間のかかるメニューが入ってる時は3時~3時半くらいに家を出ていました。

それまで人生で3時くらいに家を出たことがなかったので気付かなかったのですが、星がとても綺麗でした。

 

街も静かで街灯も最低限のものしかついていません。

いつもはほとんど星が見えないのに、その時間帯は星がよく見えることがわかりました。

 

自分の住んでいる街の別の一面を見れた気がします。

深夜の星の綺麗さに気づけて本当によかったです。

ぼく

(別にホットシェフじゃなくても深夜の星見れるけど)

 

大変だったこと

大変だったこと
  • 仕事を覚えるまでは時間が足りない
  • お客さんに調理を急かされる
  • たまに虫が入ってくる
  • 油を床にぶちまけてしまったあとの掃除
  • 作るのに時間がかかるメニュー

 

仕事を覚えるまでは時間が足りない

僕は週6で入っていたのですが、一通り覚えるまでに3週間くらいかかりました。

マニュアルがあるとはいえ、ある程度内容を覚えていないと時間がかかってしまいます。

そのため、一通り覚えるまでの3週間は、時間内に終わらず、昼の時間帯の人に手伝ってもらったこともありました。

覚えてしまってからは楽でしたが、覚えるまでは大変でした。

 

お客さんに調理を急かされる

これは2回くらいしかないのですが、

激おこな客

おかかおにぎり早く作って欲しいんだけど

激おこな客

あと何分ぐらいかかる?今急いでるから早く作って!

と言われたことがあります。

 

調理している様子を見られながら、急いで作らなければならなかったのは精神的にきつかったです。

 

たまに虫が入ってくる

ホットシェフの厨房は完全に密閉されているわけではないので、たまに虫が入ってきます。

小さな蚊みたいのがうろついてたりします。

 

お客さんに出すものに虫が入ることは絶対にあってはならないので、飛んでくる虫は本当に嫌でした。

1回だけですけど、コオロギが入ってきたこともありました。

もう少し厨房の隙間を減らしてほしいなと思います。

 

油を床にぶちまけてしまったあとの掃除

厨房の油交換の時は、袋を2枚重ねたものに油を入れます。

この時にうっかり手を滑らせてしまって、床全体びっしょり油まみれにしてしまった時は大変でした。

 

作るのに時間がかかるメニュー

作るのに時間がかかるメニューがたまに入ってきます。

次の時間帯の人が来る前に全ての作業を終わらせなければならないので、その分早く出勤した日もありました。

これも大変でしたね。

 

よく聞かれること

仕事内容は?

  • マニュアルに従って調理
  • ラベルを貼って棚に並べる
  • POPを飾る(新商品が出た時だけ)
  • 油交換する(3日に1回ぐらい)
  • 厨房内の清掃

店舗によって異なりますが、大まかに説明するとこんな感じです。

調理だけでなく、油交換や清掃に関するマニュアルも用意されているので、特に難しいことはありません。

 

時給は?

ホットシェフと売り場で多少時給が違うところもありますが、朝の5時から8時は900円前後、8時から22時は850円前後、22時から5時までは1000円前後という店が多いです。(※2018年現在)

 

大変?楽?

僕は週6で働いていたのですが、それでも仕事を一通り覚えるまでに3週間ほどかかりました。

覚えるまでは時間が足りなくて、次のシフトの人の時間になっても仕事が終わらないことがありました。

なので、覚えるまでは大変です。

 

ただ、覚えてしまってからは基本的に単純作業しかないので楽です。

楽だったので1年以上続けられました。

 

なんで辞めたの?

早朝の時間に作るものは一通り作ってしまい、作ることに飽きてしまったからです。

シフトは全部こちらの希望通りに入れてもらえていて、店長さんがいい人だったので、人間関係で辞めようと思ったことはありません。

 

理不尽なことでお客さんに怒られてしまったときに「辞めたい!」と思ったことはあります。

ですが、そんなお客さんは1ヶ月に1人いるかいないかぐらいの割合でしか来ないので、それだけでは辞めませんでした。

 

接客は必要?接客苦手でもできる?

接客はほとんどありません。

たまに「○○いつぐらいにできる?」と聞かれるくらいです。

あとは「フライドチキン出来立てでーす。」「カツ丼出来立てですいかがでしょうか」程度のことが言えれば大丈夫です。

なので、接客が苦手な方でも問題なくできます。

 

料理はできなくてもいいのか?

マニュアルがあるから大丈夫。

僕は調理経験ほぼ0で始めたのですが、なんとかなりました。

 

包丁は使うのか?

基本的にカツを切るときぐらいしか使いません。

 

面接はどんな感じ?

特に変わったことは聞かれませんでした。

「何曜日の何時に出れるか?」が1番大事だと思います。

僕が受けたときは、その店の店長さんではなく、本社から来たスーツを着た人と面接しました。

 

志望動機は?

僕は「作ることが好きだったから、ホットシェフのバイトをしてみたかった」というようなことを言いました。

よほどのことがない限り、志望動機だけで不採用になることはないと思います。

 

研修は何するの?どれくらいの期間やるの?

研修ではまず、ホットシェフが働いている様子を撮ったビデオを見ます。

僕が受けた時は、店舗近くの自治会館でビデオを見ました。

ビデオは1〜2時間くらいだったと思います。

 

ビデオを見た後は、店舗で3日間研修しました。

本部に直接行って研修を受ける場合もあるようです。(研修中も時給は出ます。)

大体1週間くらいで1人立ちすることになります。

 

どんな人が採用されるか?

主婦の方が採用されやすいようです。

 

男でも働けるのか?

働けます!

地方の店舗では少ないかもしれませんが、札幌にある店舗では男性のホットシェフも結構います。

男女関係なくできる仕事です。

 

時間帯は固定なのか?

僕が働いていたところは固定でした。

 

募集時間帯は?

店にもよりますが基本的には、早朝、昼、夕方に分けられています。

3~5時間の勤務です。

 

ノルマはあるのか?

僕が働いていたときはありませんでした。

 

制服のサイズは?

Sから3Lくらいまであります。

 

おすすめのメニューは?

鮭おにぎりと塩レモンチキンがおすすめです。

 

おにぎりはどう作るの?

型を使って5個単位で作っていきます。

 

作り方(レシピ)教えて!

大変申し訳ございませんが、作り方(レシピ)は企業秘密となっているため、お答え出来かねます。

 

出来上がり時間は?

店舗により異なります。

具体的に何時に何を作るのかは、作り方同様に企業秘密となっているため、お答え出来かねます。

 

廃棄は持って帰れるのか?

持って帰れません。

研修の時に自分が作った販売しないものだけは持って帰れました。

 

求人は?

セイコーマートの公式HPに最新の求人情報が載せられています↓

パートナー募集|セイコーマート

 

まとめ

調理経験や接客経験がまったくない人でもできるバイトです。

主婦の方は受かりやすいと思います。

いろいろありましたが、僕はホットシェフを経験できてよかったです。

 

最新のアルバイトの採用情報は、セイコーマートの公式HPで確認できます↓

パートナー募集|セイコーマート

もしよかったらやってみてください。

 

おわり

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