かなり久しぶりに映画見てきました。
『今夜、ロマンス劇場で』という映画です。
結論から言うとめちゃくちゃよかったです。
酷評で有名なヤフー映画のレビューで1位を取るくらいなので、面白いと思った方が多かったみたいですね。
最近よくある漫画の実写版とかではなく、完全オリジナルの映画だったのもよかったです。
※以下ネタバレあり
映画の内容は何も知らない状態で見に行きました。
ぼく
と思って映画館入り、
ぼく
みたいなノリでこの映画を選びました。
映画が始まる前の予告で綾瀬はるかさんが出ているのを知りました。
簡単なあらすじと感想
最初モノクロ映画の感じで始まり、
ぼく
と思っていたら、そのモノクロ映画は映画の中の映画でした。
モノクロ映画から美雪という姫が画面から出てくるのですが、最初は美雪が出てきてるのか美優役の俳優さんが画面から出てきてるのか理解できませんでした。
しばらくしてから画面から出てきたのは美雪役の俳優さんではなく、美雪だとわかりました。
この辺は予習してないとこんがらがってしまうと思います。
美雪は主人公の健司と恋に落ちてしまうのですが、二人は触れ合うことができません。
なぜかというと美雪は映画の世界から来ているため、人に触れちゃうと消えてしまうからです。
それから何十年も二人は触れないで生活していき、健司が死ぬ間際になってからようやく触れ合います。
ぼく
と思ってたら本当に消えてしまってびっくりしました。
それまでにも何回も「触れてみたい!!」というタイミングはあったはずです。
でも、2人はそんな誘惑に負けずに2人一緒に過ごせることを優先して、触れないで何年も生活していました。
純愛ですね。
お互いがお互いを好きになってから触れたら消えてしまうってことがわかったとして、それでも関係を続けられる人っているんですかね?
僕は正直できないです。
プラトニックラブ(身体の関係を持たない恋愛)という恋愛の形もあるようですが、今回のはプラトニックラブ以上に触れ合わない関係です。
小銭とか渡す時とかも触れたらダメだからテーブルとかに置いて、それを取ってもらうみたいな感じで間接的にしか物を渡せません。
電車で移動するときとかも肩が触れちゃうとダメだから隣同士で座ることができません。
もちろん、手をつなぐこともできません。
それでも一緒にいたいって思えるってすごいですね。
この映画を見てから、
ぼく
とか考えてすごく不思議な気持ちになりました。
と思ってるなら、周りからどんな目で見られようとも堂々と一緒にいるべきだと思います。
男と女でしか結婚できない国が多いですが、早くいろんな関係が受け入れられる世の中にならないかなと思います。
人工知能のロボットとかも今よりもっと発達して人間っぽくなって、人工知能と結婚したい!っていう人も出てくるはず。
そうなったときに「人工知能と結婚してもいいよ~」ぐらいの緩さがあってもいいのではないかと思います。
もう一つ印象に残ったのはロマンス劇場の館主が言った
おじさん
というようなセリフです。
このセリフを聞いてから、
ぼく
映画に限らず、ほとんどのものって忘れられていきます。
それでも作る意味ってなんなんですかね?
なんか人生の儚さを感じました。
映画が終わったあとも映画から抜け出せなかったです。
まとめ
偶然出会った映画でしたが、とても面白くていろいろ考えさせられました。
要所要所でツッコミどころはいくつかあるんですけど、それを踏まえてもとてもいい映画だったと思います。
おわり