前回の続きです。
【薬学部】二浪薬学生の学生生活体験記【1年生編】 【薬学部】二浪薬学生の学生生活体験記【2年生編】
3年生の前期で体験したことについて語っていきます。
学生生活は年齢、性別、受験科目、入学した年度によっても多少変わってくると思います。
なので、今回も前回まで同様に簡単なプロフィールを載せておきます。
こんな感じです↓
- 男
- 二浪
- 私立大学
- 一般受験で入学
- 高校時代は物理化学選択
- 生物は高1の時にさらっとやっただけ
浪人についてはまた別の記事で書きたいと思います。
この記事ではあくまでも薬学部で体験したことに絞って語ります。
面白かったこと
- 毒性学
- 初めてのマウス
毒性学
その名のとおり毒について学ぶ講義です。
たくさんの種類の毒があり、覚えるのは大変でしたが「Plague Inc. -伝染病株式会社-」というゲームのおかげで楽しく勉強できました。
ウイルスや菌を成長させて、全人類を絶滅させることが目的のゲームです。
Hardモードだと研究者がすぐに研究を始めてしまうなどのイベントが起こり、ウイルス・菌を広めるのが難しくなります。
ウイルスや菌を生物兵器として扱うという医療とは真逆のゲームですが、このゲームのおかげで毒について楽しく学ぶことができました。
Plague Inc. -伝染病株式会社-
Ndemic Creations¥120posted withアプリーチ
毒と薬は正反対のものだと思われがちですが、実は非常によく似ています。
薬も一歩間違えば毒になりうるし、毒も使い方によっては薬になるものもあります。
ぼく
初めてのマウス
大学内で行う実習で初めてマウスを使いました。
ネズミはなんとなく汚いイメージがあったのですが、実験で使ったマウスは無菌マウスだったので汚くなかったです。
無菌マウスよりも、むしろ人間の方が汚いらしいです笑
アドレナリンやペントバルビタールを腹腔内注射で投与し、投与前と投与後の血糖値、血圧などの変化を観察する実験を行いました。
正しいやり方で注射するとマウスがほとんど痛がりません。
しかし、マウスの掴みかたや注射針の角度が不適切だとマウスを痛がらせてしまいます。
デモンストレーションをしてくれる先生のやり方やYouTubeなどを見て、しっかりやり方を確認してからやりましょう。
マウスの扱いが不慣れだったためか全体的に時間がかかってしまい、マウスに過度にストレスを与えてしまいました。
そのせいか思った以上にマウスの血圧が上がり、血圧を下げる薬を投与しても血圧が下がらなかった班も多かったです。
思い通りの値にならないのが普通みたいです。
ぼく
マウスを使った実験をするという、とても貴重な体験ができてよかったです。
買ってよかった教科書
残念ながら今年度買った教科書の中で「これはめっちゃいい!」と思えるものはありませんでした。
が、去年買った微生物学の教科書がここに来て神教科書となりました。
これです↓
この教科書ではただ単に事実を並べているような書き方はされていません。
どのような歴史を経て、今のようになったのかが詳しく書かれています。
特に「COLUMN(コラム)」に書かれている内容が面白いです。
コラムには事実の裏話的なことが書かれています。
コラムはこんな感じです↓
(著作権の関係でぼかしています)
パスツールやメチシリン耐性黄色ブドウ球菌について書かれているコラムが特に面白かったです。
この教科書を読んで
ぼく
ただ事実を知るだけなら国試対策で使う青本とかGoogle検索でいいんですよね。
ちょっと脱線しちゃってる内容も載せてある教科書の方が深みやコクがあって好きです。
この教科書は買ってよかったです。
やっておけばよかったこと
初回講義の前に過去問を入手する
これは本当にやってとけばよかったと思います。
「内容が詰め込まれすぎててどこがテストに出るかまるでわからないプリント」
を使う講義対策です。
親切のつもりで、いろいろな情報を詰め込んだ講義プリントを作っているのだと思います。
非常にありがたいのですが、テスト勉強のことを考えると全くありがたくありません。
なので、こういった講義対策として過去問を初回講義前に入手しておけばよかったと思いました。
過去問通りに出るとは限らないですが、もし過去問と同じような問題が出た時に過去問をやってないと点が取りづらくなります。
国試や大学を卒業してからのことを考えたら、過去問に頼らないほうがいいのかもしれません。
ですが、あまりにもテスト範囲が絞れない科目については過去問の力も借りたほうがいいと思います。
先輩や先輩とつながりのある人と仲良くなって、過去問は手に入れておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
実は3年前期で中退したので、今回で僕の薬学部の学生生活体験記は終わりです。
後からいろいろ思い出して追記していくかもしれませんが、とりあえずこの記事で一旦終わりにします。
おわり