2018年9月6日に起きた、北海道胆振東部地震の被害に遭いました。
僕がいた地域では道路の陥没・液状化など起こっていませんが、断水し、停電になってしまいました。
地震発生から4日経ち、少し落ち着いたので、記憶が鮮明な内に体験談を残しておこうと思います。
今回の地震を体験して感じたことやこれから起こりうる災害に向けて準備しておいた方がいいと思ったことを語ります。
目次
実際に体験したこと
- 震度5強の地震
- 断水
- 品薄
震度5強の地震
東日本大震災の時に体験した以来の強い揺れでした。
地震が起きたのが午前3時だったので、揺れで起きました。
前日に強い台風が来て、風の音であまり寝れていなかった次の日にまた起こされました。
揺れによる被害はそこまでなく、本棚に立てかけていたウクレレが倒れていたくらいでした。
周りを確認するために電気をつけようとしたのですが、つきませんでした。
この時はまだ停電が長く続くとは思っていなかったので、再び寝てしまいました。
今思えば、この時点で最悪の事態(停電が続くこと)を考えて行動すべきでした。
iPhoneの充電が60%ぐらいしかなく、モバイルバッテリーも持っていませんでした。
なので、すぐコンビニに行って電池式の充電器を買ってくればよかったなと思います。
断水
地震から約2時間半後の午前5時半頃に断水しました。
地震が起きてから寝て、再び起きたので午前5時くらいです。
まだ停電が続いており、
ぼく
その30分後くらいに断水になったので、これはやっておいてよかったな思います。
浴槽にためた水は飲用水としては使えませんが、トイレのタンクに補充するとトイレの水を流せます。
ためておいて損はないです。
品薄
地震発生から2時間後くらいにコンビニに行ったのですが、その時点で食品はほぼありませんでした。
中には停電の影響で営業していない店もありました。
今日で地震発生か4日目になりますが、今でもコンビニにはほとんど食品がありません。
残っているのは、辛い系のカップラーメンぐらいです。
スーパーでも同様の現象が起きていて、品薄状態が続いています。
台風の被害があった次の日ということもあり、いろいろなものの準備が遅れていた影響もあるようです。
不幸中の幸い
- iPhoneの充電が残っていた(60%)
- パソコンの充電が残っていた
- 地震が起きて割とすぐに水を浴槽にためていた
- 飲み水のストックに余裕があった
- 家が無事だった
- Twitterが使えた
- 夏だった
- 道路が陥没・液状化していなかった
- 星空がきれいだった
こうして挙げてみると結構ありますね。
中でもiPhoneとパソコンが使えたのがすごくよかったです。
モバイルバッテリーがなかったのですが、パソコンの電池を使ってiPhoneの充電ができました。
そして、Twitterを開くことで最新の情報を知ることができたのもよかったです。
ラジオでも最新の情報に触れることはできるのですが、Twitterだとよりローカルな情報に触れることができます。
情報を得ることの大事さをあらためて思い知りました。
あと、これを言うのは不謹慎かもしれませんが、星空がものすごく綺麗でした。
地震による停電は、星空をこんなにも綺麗に映し出しました。
北見市にて。 pic.twitter.com/kyZDyZYMfF
— れん (@renguitar44) September 7, 2018
れんさんという方が撮った星空です。
綺麗ですね。
僕の住んでいる地域ではここまで綺麗な星空は見えませんでしたが、間違いなく人生で一番綺麗な星空を見ました。
昔、小学生の時の夏休みに「夏の大三角形を観察しよう!」という宿題があり、天気のいい夜に観察しに行ったのですが、そのときはまったく見えませんでした。
まさかこのような形で人生で一番の星空を見ることになるとは思いませんでしたが、見られてよかったです。
街の明かりがなかったら日本でもこれほど綺麗な星空が見られるんですね。
不便に感じたこと
- 充電を気にしながらiPhoneを使わなければならなかった
- Twitterで住所を知らされても、いまいち場所がわからない
- 電子マネーが使えない
充電を気にしながらiPhoneを使わなければならなかった
モバイルバッテリーがなかったので、電池の残り残量を気にしながら使わなければなりませんでした。
事前にモバイルバッテリーや乾電池を入れて使う充電器さえ持っていれば避けれていたことです。
準備不足でした。
Twitterで住所を知らされても、いまいち場所がわからない
これは結構感じた人も多かったのではないでしょうか?
普段だったら住所から地図を調べて、どこなのかがすぐにわかります。
ですが、充電が残り少ない状況だったので下手に使わないほうがいいと思って調べませんでした。
こういった情報を発信する場合、その場所の地図の画像も一緒に載せたり、近くにある目立つ建物についても述べるべきです。
みんながみんな通信状態がいいわけでも、充電があるわけでもない状況だからこそ、このような配慮が大事だと思いました。
電子マネーが使えない
停電してるので仕方がないかもしれませんが、
ぼく
オフラインかつ停電状態でも会計できるキャッシュレスが実用化、普及するまではまだ時間がかかりそうです。
災害はいつ起こるかわからないので、今はまだ常に現金を持っておいたほうがいいですね。
準備しておいた方がいいと思ったもの
断水・停電を体験して
ぼく
- 乾電池
- モバイルバッテリー
- 手回し充電対応のラジオ・ライト
- 水・食料(最低3日分)
- オフラインかつ電気を使わずに楽しめる娯楽用品
スマホの充電は特に大事
スマホでTwitterが使えたら大体の情報は得ることができます。
なので、スマホの充電を切らさないアイテムが必須です。
乾電池を使うタイプの充電器とモバイルバッテリーがあればいいと思います。
長期間の停電にも耐えられるように、手回し充電対応のものもあったほうがいいでしょう。
手回し充電対応のライトだとこれがいい感じです↓
最悪、モバイルバッテリーがなくなっても、手で発電してスマホの充電もできるのはいいですね。
ラジオとライトの機能がついてるのもありがたいです。
スマホがいじれなくなった時のために娯楽用品も持ちたい
スマホの電池が切れていなくても電波が悪く、通じなかったら退屈してしまいます。
そのために、オフラインかつ電気を使わずに楽しめる娯楽用品もあったらいいなと思いました。
水、食料、住処がある人は、結構暇な時間ができます。
僕も実は結構暇な時間が多くて、辛かったです。
なので、久しぶりにPSPを出して、当時保存していたラジオや音楽を聞いていました。
連絡手段、情報を得るために大事なスマホの充電を使わずに音楽が聴けたのは本当によかったです。
ぼく
ただ、電気が使えない場合、PSPなどの電子機器は充電が切れたら終わりです。
できれば電気を使わない娯楽用品もあった方がいいでしょう。
まとめ
準備が大事
これに尽きます。
今回の震災を体験して、普段から準備してる人は強いなと思いました。
近所に住んでる人で完璧に準備をしていた人がいたのですが、災害時も普段とほぼ変わらない生活をしていました。
災害を他人事だと思わずに準備しておいても損はないと思います。
できれば災害に巻き込まれたくはないですが、次の災害に備えて準備しておきます。
おわり