【松尾茂起】『沈黙のWebライティング』を読んだ感想

この本は、SEOに強い(検索エンジンに評価される)文章の書き方、わかりやすい文章の書き方について書かれている本です。

 

前作の『沈黙のWebマーケティング』がとてもよかったので、その続きも読んでみたいと思い、今回この本を読んでみました。

 

 

結論から言うと読んでよかったです。

前作以上にボリュームがあり(約600ページ)、濃厚な本でした。

 

帯に大きく「SEOのための」と書かれていますが、SEO以外にも応用できる文章の書き方についても書かれています。

 

ボリューム満点過ぎてまだ全然内容を消化しきれていないのですが、この本のよかったところやこの本を読んで意識しようと思ったことなどについて書いていきたいと思います。

 

 



この本のよかったところ

 

  • ストーリーが面白い
  • まとめページがわかりやすい
  • 筆者が培ってきたライティングの技術を一気に学べる

 

前作の「沈黙のWebマーケティング」と同様に「ハードボイルド系ノベル」と「わかりやすい解説」で構成されています。

 

ハードボイルド系ノベルの部分は公式HPで公開されているので、気になった方はこちらのページで確認してみてください。

沈黙のWebライティング – Webマーケッター ボーンの激闘 –

 

世界最強のWebマーケッターであるボーン・片桐が悪いことを企んでいるバイソン社の遠藤に立ち向かっていく話です。

 

敵、味方がはっきりしている内容です。

前作で敵寄りのポジションだったキャラが味方として登場するなどの激アツ展開もあるので、少年漫画が好きな人は好きなんじゃないかな~と思います。

 

ストーリーは「沈黙のWebマーケティング」を読んでからの方が理解しやすいです。

ですが、話の途中でそれまでの物語を解説してくれているので、この本から読んでも問題ないと思います。

 

「2作目から読み始めるのはなんか気持ち悪い」と感じてしまう方は「沈黙Webマーケティング」を買うか、公式HPに公開されているものを読んでみるといいでしょう。

沈黙のWebマーケティング ―Webマーケッターボーンの逆襲―

 

 

特に参考になった部分

  • 「検索意図を推測する方法」
  • 「システム1に配慮した文章作成のポイント」
  • 「論理的な文章を書くためのセルフディスカッションのやり方」

 

この本を読んで学んだこと、考えたこと

読みやすい&見やすい文章を意識して書く

 

ページ数約600ページの非常に厚い本なのですが、ストーリー+章末のまとめページのおかげで、飽きることなく最後まで読み進めることができました。

 

読む人ができるだけ楽に読めるような文章の書き方、見せ方をこの本自体が示してくれてるんだな~ということを感じました。

 

何かを食べる時とかもそうだと思うのですが、同じ系統の味のものばかり食べていると飽きてきますよね。

甘党の人は別として、普通の人は甘いものばかり食べていたらしょっぱいものを食べたくなったり、すっぱいものを食べたくなったりすると思います。

 

食事に限らず、文章でもある程度メリハリをつけることが大事なんだと思いました。

 

記事全体が単調にならないように文章と文章の合間に画像を入れてみたり、吹き出しを入れて漫画っぽい感じにしたりする工夫もとても大事なことだと思います。

 

もちろん、画像や吹き出しなしでもメリハリのある文章を書けるのが1番いいでしょう。

 

しかし、どんなに内容がよくても「ぱっと見た感じなんか読みづらいし、つまらなさそうだな~」と思われる文章ではいけません。

見た目が悪いせいで読むのをやめちゃう人がいるかもしれません。

これは非常にもったいないことです。

 

そのため、文章の内容(中身)だけでなく、見やすさ(外見)の質も上げて行く必要があるなぁと思いました。

 

読み始めるまでのハードルを漫画くらいまで下げて、気がついたら最後まで読んじゃった~というような文章が理想ですね。

 

 

何を求めているのかを徹底して考える

何かを作る前に「誰に向けて」「何のために」作るのかをはっきりさせることは、非常に重要なことなんだなとあらためて思いました。

 

「どんな人が何をなぜ求めているのかを調べる、考える→それを満たすものを考える→作る」という手順を踏むことが商品、サービスを売ることの基本だということがわかりました。

 

どんな人が何を求めているのかを調べる具体的な方法として、Yahoo知恵袋やNaverまとめなどで悩みを調査してみることが紹介されていました。

 

特にYahoo知恵袋などの質問サイトでは匿名で質問できるため、質問する人が周りを気にせずに正直な言葉を使って質問をしている人が多いです。

そのため、悩みの実態を調査する手段としては、非常に有効だなと思いました。

 

この本の筆者のように「なぜ?」を繰り返すことによって、はじめてこの本のように独創性がある&奥深いものに仕上がるんだな~と感慨深い気持ちになりましたとさ。

 

 

まとめ

  • ハードボイルド系ノベルは相変わらず面白い
  • 読みやすい&見やすい文章が理想
  • 「なぜ?」と繰り返し問うことで深みが出る

 

とにかく「なぜ?」を繰り返してきた筆者の奥深い思考、テクニックを学ぶことができる本だと思います。

 

特にこれといった欠点はないのですが、強いて言うなら本が重いところが欠点だと思います。

 

自宅以外でも読みたいという方には、kindle版をおすすめします。