【水野敬也】『運命の恋をかなえるスタンダール』を読んだ感想【まるで映画】

恋愛経験ゼロで三十路の文学少女がイケメン男と結ばれる話です。

スタンダールが書いた『恋愛論』が小説の形で紹介されています。

恋愛小説と恋愛指南本の両方を兼ね備えた本です。

 

主人公・万平聡子の本棚に置いてあった『恋愛論』からスタンダール本人が出てきます。

スタンダールから恋愛に関するアドバイスを受けて、聡子は成長していきます。

 

女性向けの本ではありますが、男性が読んでも参考になる本だと思いました。

今回この本を読んでみて、特に心に刺さった言葉を紹介します。

 

特に心に刺さった言葉

女は恋人を選ぶにあたって、彼女自身が男を見る気持ちよりも他の女が彼を見る態度を重んじる。男もまた然り。

無意識のうちに他の人がその人のことをどのように思ってるか気にしちゃうって結構あると思います。

自分が好きになった人が実は周りからの評判が悪いということがわかったとき、その人のことを好きでい続けられるでしょうか?

嫌いになるまではいかなくても、恋人候補から外れることはあるのではないかと思います。

逆に初めはそこまで好きじゃなかったのに、その人が実は人気があるとわかって、その人のことが気になったりすることもあると思います。

 

これは人に限らず、物に対しても言えることだと思いました。

商品を買う前にレビューサイトで評価、レビューをチェックしてから買うのは、少なからず他人の目も気にしているということです。

もちろん、自分が買い物で失敗したくないからレビューを見る、というのが評価を気にする主な理由だと思います。

ただ他の人から「ダサい」と思われたくないという理由もあるのではないでしょうか?

スタンダールの言葉からそんなことを考えてしまいました。

 

君はこれまでとてつもない量の本を読んできた。その過程で身につけた知識や教養は君の持つ大きな魅力だ。しかし、その魅力を輝かせるには、本来、そういう人が苦手とする分野――外見の美しさや、悪女のコミュニケーションを磨く必要があったのだ。そして、苦手な分野を魅力に変えることができたとき、その対極にある君の本質的な魅力もまた、強いギャップとして輝きを放つことになる

ギャップがある人は魅力があるという話はよく聞く話ですよね。

じゃあどうやってギャップを作るのか?

 

ここでは「苦手とする分野を伸ばそう!」と言ってます。

自分の得意とする分野の反対側にあるもの、つまり苦手な分野を伸ばすことでギャップを作ろうというわけです。

苦手を伸ばすことでもともと得意だったものもより際立ちます。

苦手なものに挑戦することが人としての魅力を高めることにもなります。

自分の得意なものの対極にあるものも大事にしようと思いました。

 

まとめ

普通に小説として面白かった

恋愛指南書としてもよかったんですけど、それ以上にストーリーそのものに引き込まれました。

最後のどんでん返し含め、とてもいい作品だと思います。

主人公が服用している薬が喋るという設定も面白かったです。

男女関係なく、小説、映画が好きな人におすすめです。

ブータン

ブー(僕も恋愛できるのかなぁ?)

きぬ

できるよ!

ブータン

ブブー(やったぁ!)

 

おわり