【出口治明】『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』を読んだ感想

お金の原理原則について書かれている本です。

以下の5つの章で構成されています。

  • 第1講「知る」編
  • 第2講「使う」編
  • 第3講「貯める」編
  • 第4講「殖やす」編
  • 第5講「稼ぐ」編

どの章もわかりやすい言葉で書かれていて、理解しやすかったです。

実際のデータとそれを裏付ける歴史の流れ、出来事を知り、お金により詳しくなれました。

 

この記事では、読んでみて特に勉強になった部分を紹介します。

 



特に勉強になった部分

不安を煽ると儲かる人がいる

メディアが不安を煽る理由です。

不安を煽るような言い方で発信すると、真面目な人は行動します。

真面目な人が行動するとその先に儲かる人がいます。

メディアの情報が全て嘘という訳ではないのですが、儲かりやすくするために言い方を工夫している事実があります。

そのため、情報だけでなく、情報を発信する意図も含めて読み解いていく必要があるなと思いました。

 

消費税はフェアな仕組み

所得が多くても少なくても同じ税率で税金が取られるのは、一見フェアじゃないように思えます。

ですが、お金をたくさん持っているけど働いていない高齢者からお金を集めることができます。

働いていない人から所得税を取ることはできませんが、消費税は取ることができるからです。

お金を持っている人の方が消費するので、お金を持っている高齢者が払う税金を消費税によって増やすことにより、フェアになります。

普段あまり意識したことはなかったのですが、改めて考えてみるとよくできた制度だなと思いました。

 

「若者の〇〇離れ」は無視していい

「若者の〇〇離れ」は、何かを売りつけたいおじさんとおばさんが、自分が若いときのように消費しない若者に向けて発した捨て台詞のようなものでしょう。

「お金の使い方は自分で決めましょう」ということです。

「周りが持っているから」「先輩に言われたから」などの理由でお金を使うのはもったいないです。

他の人にとっては価値のないような使い方でも、自分が楽しめるのであれば、それは正しい使い方です。

メディアや周りの人にどうしても流されてしまいがちですが、自分の価値観に合ったお金の使い方をしていきたいなと思いました。

 

20代におすすめの保険は「就業不能保険」

病気やケガで働けなくなった時に毎月お金をもらうことができる保険です。

収入源が職場の給料しかない場合、働けなくなったら収入が途絶えてしまいます。

著者が代表取締役をしている「ライフネット生命保険株式会社」の宣伝に見えなくもないですが、いつ急に働けなくなるかわからないので、入っておいて損はないのかなと思いました。

 

人生の選択肢を増やすものは、すべて投資

人生の選択肢を増やすものはすべて投資になります。

例えば、自分が海辺にいるとします。

そこでもし、泳げたら「泳ぐ」という選択肢が増え、サーフィンができたら「サーフィン」という選択肢が増えます。

泳ぎ方やサーフボードの乗り方を教えることもできるかもしれません。

増えた選択肢を選ばないにしても、選択肢が増えた方がより自由を感じられます。

一見、投資に見えないものでも、人生の選択肢を増やしていれば投資になるという考え方は素晴らしいなと思いました。

 

まとめ

この本を読んで、特に以下の5つが勉強になりました。

  • 不安を煽ると儲かる人がいる
  • 消費税はフェアの仕組み
  • 「若者の〇〇離れ」は無視していい
  • 20代におすすめの保険は「就業不能保険」
  • 人生の選択肢を増やすものは、すべて投資

基本的なお金の原理原則について学びました。

国債や年金、保険についてもわかりやすく書かれていてよかったです。

また、「日本はなぜ高度経済成長できたのか?」「なぜ専業主婦文化が根付いたのか?」についても深く考察されていて面白かったです。

 

おわり