【水野敬也】『雨の日も、晴れ男』を読んだ感想【神はただ、出来事を起こすだけ】

水野敬也さんの『バッドラック』を再構成し、改題した作品です。

実際に『バッドラック』も購入して中身を比べてみたところ、9割以上同じでした。

両方買うとちょっと損してしまうので、水野作品をまとめ買いする時には気をつけてください。

ちなみに、『「美女と野獣」の野獣になる方法』『LOVE理論』も再編成・改題した作品で中身が9割以上一緒なので、買う時は気をつけましょう。

 

『雨の日も、晴れ男』を読んだ感想

主な登場人物は、以下の3人です

  • アレックス(主人公)
  • シュナ(小さな神様)
  • ワンダー(小さな神様)

 

シュナとワンダーは「運命の手帳」という未来を自由自在に操ることができる手帳を使い、アレックスが不幸になるように仕向けます。

しかし、アレックスはどんな不幸な出来事が起きても、いい出来事のように考えるため、シュナ達の思い通りになりません。

 

なぜアレックスはここまで前を向いて生きることができるのだろうか?
と不思議に思っていたワンダーがアレックスの行動を記録していたメモを見て、ひらめきます。

 

「アレックスは、いつも、誰かを、楽しませようとしていた」

 

自分がどうなるかよりも「誰かをどう楽しませるかどうか」の方が優先順位が高かったのです。

常に誰かを楽しませることを当たり前のように考えることができていたから、アレックスは常に前を向いて生きていけたのです。

 

なかなかすぐにできることではないですが、自分に向いているベクトルを他人に向けるだけで、不幸な出来事もプラスに変えられるのはすごいなと思いました。

神は、人を不幸にすることも、幸福にすることもできない。

ただ、出来事を起こすだけ。

最終章でシュナが刻んだ言葉です。

 

シュナは、不幸な出来事を起こせば、人は不幸になると考えていました。

ですが、実際には不幸になるとは限らず、アレックスのようにどんなに不幸なことが起きてもプラスに変えられる人を目の当たりにして、神ができることの限界を悟りました。

 

アレックスほど前向きに考えるのはなかなか難しいですが、このような考え方も1つ知れてよかったです。

特に引っかかる部分もなく、サクサク読めました。

水野敬也さんらしい笑いと感動ありのいい作品だと思います。

 

おわり

 

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